独自動車大手のボッシュはこのほど、ドイツの高速道路で自動運転システムの走行試験を実施した。技術監査大手テュフ・ズュートが同行し、安全性について認定を受けたとしている。
\自動運転システムでは、レーダーやビデオセンサーなどで車両周辺の情報を収集し、車線維持システムや車線変更支援システム、車間距離調整装置や速度制御装置などに活用している。高速道路で走行試験したのは、交差点がなく、対向車両や歩行者もいないなど危険な要素が少ないためという。自動運転システムに使用した技術は、渋滞時の自動運転システムや緊急ブレーキシステム、事故回避システムなどに活用し、自動車の安全性の向上に役立てていく。
\同社では現在、約5,000人の技術者が安全・運転支援システムの開発に取り組んでいる。開発拠点は2カ所に分かれており、米カリフォルニア州パロアルトの拠点ではセンサーや制御装置などを開発、独アプシュタットの拠点では開発した技術や機能を自動車に組み込むシステムインテグレーション開発に重点を置いている。
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