トヨタ紡織は9日、パキスタンの自動車部品メーカー、タールと豊田通商の3社で、自動車部品を生産する合弁会社「タール紡織パキスタン」を設立すると発表した。トヨタ紡織がパキスタンに生産拠点を設けるのはこれが初めて。
\トヨタ紡織はこれまで、パキスタンに供給するシートフレーム構成部品やエアクリーナーをタイなどで生産してきた。その工程の一部を、タールの工場を活用する新会社に移管し、2014年7月から生産を開始する。将来的には、シート組立をはじめとする事業拡大を目指す。
\新会社の資本金は1億9,000万パキスタンルピー(約1億6,000万円)。出資比率はタールが55%、トヨタ紡織が35%、豊田通商が10%となっている。生産能力は年産約5万台。
\人口増加が続くパキスタンは大きな成長が期待される市場で、自動車の生産台数も大幅な増加が見込まれている。
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