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2013/5/17

企業情報 - 部品メーカー

独クーカ、第1四半期34.3%増益・順調なスタート

この記事の要約

独産業用ロボット・機械設備大手のクーカ(KUKA)が9日発表した2012年1-3月期(第1四半期)決算の最終利益は1,450万ユーロとなり、前年同期比で34.3%増加した。製造業界におけるロボット・自動化設備に対する需要 […]

独産業用ロボット・機械設備大手のクーカ(KUKA)が9日発表した2012年1-3月期(第1四半期)決算の最終利益は1,450万ユーロとなり、前年同期比で34.3%増加した。製造業界におけるロボット・自動化設備に対する需要が伸びていることが追い風となった。本業のもうけを示す営業利益(EBIT)は29.7%増の2,840万ユーロ、売上高も18.7%増の4億3,600万ユーロに拡大した。

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同期の新規受注は同19.9%減の4億8,270万ユーロに低迷した。これは比較対象の12年1-3月期の受注が過去最高だったことの反動によるものだが、規模としては過去3番目を記録した。3月末の受注残は3.5%減の9億4,720万ユーロだった。

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部門別にみると、ロボット部門の売上高は2億680万ユーロ(34.5%増)、新規受注高は2億3,360万ユーロ(11.7%減)、EBITは2,100万ユーロ(32.1%増)だった。受注残は2億7,140万ユーロ(9.4%減)となった。

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システム部門(溶接機械、自動車・航空宇宙・ソーラー産業向け生産設備など)の売上高は2億3,440万ユーロ(6.6%増)、新規受注高は2億5,830万ユーロ(25%減)、EBITは1,180万ユーロ(22.9%増)だった。受注残で6億8,530万ユーロ(0.5%減)を確保した。

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13年通期については、売上高で18億ユーロ、営業利益率で6.5%を見込んでいる。

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