仏自動車大手のPSAプジョー・シトロエンは22日、パリ近郊のムドン・ラ・フレット(Meudon-la-Foret)にある開発センターを閉鎖すると発表した。来年末までに同センターから2キロメートル離れたヴェリジー(Velizy)とポワシー(Poissy)に業務を移管。解雇は行わず、従業員も業務移管する2拠点に移転する。
\独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、開発センターの建物は売却される予定。PSAは債務危機の影響で欧州での販売不振に直面しており、開発センターの閉鎖は事業再建計画の一環に位置づけられる。
\同社はパリ郊外にあるオルネー・ス・ボワ工場の閉鎖などで今後2年間に仏国内で17%の人員削減を計画しており、一連のリストラ策を通じて15年までに自力での再建が可能としている。
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