独自動車部品大手のシェフラーが21日発表した2013年1-3月期（第1四半期）決算の営業利益（EBITベース）は3億5,500万ユーロとなり、前年同期に比べ4,600万ユーロ減少した。債務危機の影響から足元の欧州で苦戦したことに加え、比較対象の12年が大幅増益だったことによる反動が大きいとしている。売上高も3.6％減の27億5,600万ユーロに低迷した。
\主力の自動車部門の売上高は19億8,800万ユーロ（2.8％増）。EBITは2億7,700万ユーロ（33％増）だった。地域別売上高では、本拠地のドイツと欧州がともにマイナス10％、南米もマイナス2％となった一方、アジア・太平洋と北米がそれぞれ12％、6％の増収となり、欧州の落ち込みを相殺した。
\産業部門の売上高は7億6,800万ユーロ（15.4％減）、EBITは7,800万ユーロにとどまり、前年同期の半分の水準に落ち込んだ。
\3月末時点の純負債額は68億ユーロとなり、1年前に比べ3億ユーロ圧縮された。
\13年の通期見通しについては、多くの地域で厳しい状況が続くものの、徐々に回復に向かうとしている。ただ、受注が回復するのはしばらく時間がかかるとし、（売上高で前期比4％増とする）期初予想を据え置いた。
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