PSAプジョー・シトロエンのGilles Le Borgne氏(研究開発担当上級副社長)はこのほど独業界紙『オートモビルボッヘ』に対し、PSAの新型3気筒エンジン(EBエンジン)と11月に市場投入する予定のディーゼルエンジン用排ガス浄化システム「HDi」をオペルに供給すると明らかにした。
\HDiは、酸化触媒と選択還元型触媒(SCR)を使ったシステムでEUの排ガス基準「ユーロ6」に対応している。ディーゼル微粒子を99.9%除去できるほか、酸化窒素(NOx)を90%以上除去できる。また、CO2排出量も2~4%抑える効果もあるという。
\PSAはガソリンエンジンと圧縮空気を使ったハイブリッド技術「ハイブリッド・エア」で提携先を模索しているが、Gilles Le Borgne氏は、オペルが同技術の提携先となる可能性について、まだそのような決定はないとコメントしている。PSAは他社との提携によりハイブリッド・エアの生産規模を拡大し、ディーゼルエンジンと同水準の価格に抑えることを目指しているという。
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