ベラルーシのトラック大手ベルアズと中国の自動車大手、吉利汽車の合弁会社であるベルジーが生産した吉利汽車の乗用車モデルが6月からロシア市場で販売される。ベルジーのアレクセイ・キルヒマール販売・サービス部長が23日、ベラルーシの国営ベルタ通信に明らかにした。吉利汽車の販売網を通して販売する。
\ベルジーはベラルーシ中部のボリソフにある自動車部品メーカー、アフトギドロウシリーチェリの工場内に設けた生産施設を使って吉利のセダン「SC7」を組み立てている。ベラルーシでは3月から販売を開始し、これまでに約30台を販売した。今年は同国で約700台、来年は2,000~2,500台の販売を見込んでいる。
\生産モデルも増やす計画で、現在はクロスオーバーモデル「EMGrand X7」を小規模で試験生産している。近く販売を開始する予定で、価格は1万9,000~2万3,000ドルとなる見通し。
\ベルジーにはベルアズが50%、吉利が32.5%、ベラルーシの自動車部品大手BATEと中国企業の合弁会社であるソユーズアフトテフノロギイが17.5%をそれぞれ出資している。
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