独化学大手のBASFは7日、南京でtert-ブチルアミン(ターシャリーブチルアミン)の新工場を開設した。生産能力は年1万トン。新工場の稼働により、ゴムおよびタイヤ産業向けのサプライヤーとして世界を主導する同社の地位をさらに強化する。
\新工場の開設により、BASFのtert-ブチルアミン工場は米ルイジアナ州のガイスマー、ベルギーのアントワープを合わせて計3カ所となり、アジア、欧州、北米で生産する体制が整った。
\また、新工場の建設は、アジア・太平洋地域の事業強化戦略の一環に位置付けられる。BASFは同戦略の中で、2020年までに同地域で販売する製品の約75%を現地で生産する計画を明らかにしている。
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