ドイツ貿易・投資新興機関によると、スウェーデンにおける2012年通期の乗用車新車登録台数は27万9,899台となり、前年に比べ8.2%減少した。当初は27万台が予想されていたが、税優遇制度を利用したエコカーの駆け込み需要が下半期に販売を後押し上げた。2013年は、税優遇の対象となるエコカーの基準が厳しくなるため、業界団体Bil Swedenでは前年を下回る26万5,000台を予想している。
\ \2012年の乗用車登録台数をブランド別に見ると、ボルボが5万2,800台(市場シェア:18.9%)で最も多く、2位はフォルクスワーゲン(VW)の4万2,732台(同:15.3%)となるが、VWはアウディやシュコダも含めたグループ全体では首位となり、市場シェアで26.6%を掌握している。
\ \環境車(走行1km当たりの二酸化炭素(CO2)排出量が120グラム以下のモデル)を見ると、ディーゼル車が最も多く全体の6割以上を占めている。ハイブリッド車の市場シェアは2.0%、電気自動車/プラグインハイブリッド車のシェアは0.7%にとどまるが、電気自動車/プラグインハイブリッド車の登録台数は前年に比べ大 きく伸びている。
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