ルノー・日産アライアンスは19日、両社のモデルでモジュールを共有するコモン・モジュール・ファミリー(CMF)システムを導入する計画を発表した。コンパクトカーと大型モデル(ラージカー)のセグメントを対象とし、ルノーグループの11モデルと日産の3モデルで年160万台を生産する計画。モジュールの共有化により長期的に大きなコスト削減効果を得られると見込んでいる。
\同システムは2020年までに段階的に導入する計画で、日産では2013年後半に発売する「ローグ」「キャシュカイ」「エクストレイル」の後継モデルからCMFを採用する予定。ルノーでは2014年後半に発売予定の「エスパス」「セニック」「ラグナ」が最初になる。
\CMFはエンジンルームやコックピット、フロントアンダーボディ、リアアンダーボディ、電気・電子アーキテクチャーなどの大きなモジュールを1つまたは複数のセグメントで共有するもので、異なるプラットフォームにも導入できる。
\CMFの採用は長期的なコスト削減を見込んだ措置であり、アライアンス全体の部品コストは平均20~30%、1モデル当たりのエントリーコストは30~40%削減できると見込んでいる。
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