スペイン自動車部品大手のCIEオートモーティブとインドのマヒンドラ・グループは15日、資本提携も含めたグローバルな提携関係の構築について合意したと発表した。CIEはマヒンドラとの提携により、アジア事業を強化する。
\CIEは子会社を通してマヒンドラの自動車部品事業マヒンドラ・システックに資本参加。マヒンドラ・システックとCIEのスペインおよびリトアニアの鍛造部品事業を統合し、新会社マヒンドラCIEを設立する。独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、出資比率はCIEが51%、マヒンドラは20%となり、残りは機関投資家などが分散所有する。また、マヒンドラ・グループはCIEに13.5%を出資し、第2位の大株主となる。
\CIEのアントン・プレデラ社長は今回の提携について、「当社の経営陣や株主はインドをアジア市場への玄関口として発展させる戦略を持っている。インドの自動車市場の将来性と小型車の製造拠点として同国の重要性が世界的に急速に高まっていることに感銘を受けている」とコメントした。CIEは本社をスペインのビルバオに置く。『オートモビルボッヘ』紙によると、同社はフォードやPSAプジョー・シトロエンを顧客に持つ。
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