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2013/6/28

企業情報 - 自動車メーカー

アウディ、再可エネの余剰電力でメタンを生産

この記事の要約

独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車メーカーであるアウディは6月25日、ドイツ北部のベルルテ/エムスラントに建設していた再生可能エネルギーの余剰電力でメタン(アウディ Eガス)を生産するパイロット施設を稼働させた。今 […]

独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車メーカーであるアウディは6月25日、ドイツ北部のベルルテ/エムスラントに建設していた再生可能エネルギーの余剰電力でメタン(アウディ Eガス)を生産するパイロット施設を稼働させた。今秋にも天然ガス網へのメタンの供給を開始する予定。

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同施設ではまず、再生可能エネルギーの余剰電力を利用して、電気分解により水を酸素と水素に分解する。水素は燃料としても使用できるが、水素燃料を供給するインフラが同国ではまだ全国的に整備されていないことから、同施設では、水素を二酸化炭素(CO2)と反応させてメタンを生産する。年間に約2,800トンのCO2を使用して約1,000トンのメタンを生産できるという。

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同施設で生産した人工メタンは、化石燃料の天然ガスとほぼ同質であることから、既存の天然ガス網に供給し、圧縮天然ガス(CNG)スタンドで自動車燃料として利用できる。

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