独オペルはアイゼナハ工場で特別シフトの導入を計画している。同工場で組み立てている新型コンパクトカー「アダム」の受注が好調なことが背景にある。同工場のハラルド・リースケ事業所(労組)委員長が独dpa通信に対して明らかにした。
\「アダム」はオペルが起死回生をかけて市場投入した新モデルで、今年1月半ばからアイゼナハ工場で生産している。同工場ではそれまで小型車「コルサ」だけを生産していたが、販売低迷から時短措置の導入、さらに1月初めからは生産体制を2シフトに縮小していた。しかし、アダムの販売好調で状況は一変し、第2四半期から3シフト制に移行した。
\リースケ事業所委員長は「工場の稼働率は高く、このまま販売好調が続けば、第3四半期も、特別シフト(3シフト)を組む必要がある」と述べ、工場の雇用維持に期待感を示した。
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