ボルボ・カーズは6月20日、自動駐車機能を組み込んだコンセプトカーを開発したと発表した。近く報道陣に公開する。縦列駐車や車庫入れ時に駐車できるスペースを検出し、ステアリング操作を自動で行う半自動型の駐車支援機能はすでに市販モデルに採用されているが、ボルボが開発したのは無人状態で駐車スペースを見つけて駐車する、完全自律型の画期的なシステムだ。
\ドライバーがスマートフォンのアプリケーションを使って自動駐車機能を起動し車から離れると、車は無人状態で動き出し、センサーを使って検知した駐車場内の空きスペースに駐車する。また、駐車している車をドライバーの元に呼び出すこともできる。駐車場内を走行中は他の車や歩行者を認識し、自動的に速度を調整したりブレーキをかけて安全を確保する。
\この自動駐車機能は、ボルボが開発をすすめる自律走行技術の成果のひとつ。ボルボのシニアセーフティ・アドバイザーを務めるブロベリ氏は、「自動駐車や追従車群走行の技術はまだ開発途上にある」と述べるとともに、2014年末に発表する「XC90」の次世代モデルに自動ステアリング機能を搭載する予定であることを明らかにした。
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