カーシェアリングを利用する人が増えている。EBSビジネススクールが実施した調査によると、2012年にドイツ国内でカーシェアリングサービスを利用した人は49万3,000人に上った。今年に入ってからも利用者は増えており、2020年には200万人を突破する見通しだ。20日付独自動車業界紙『アウトモビールボッヘ』(オンライン版)が報じた。
\EBSは、国内のカーシェアリングユーザー1,200人を対象にアンケート調査を実施した。サービスの利用形態では、特定の場所において貸出・返却するステーション型の利用者が59%、特定の地域内に駐車された車両を自由に利用する「フリー・フローティング」型が41%だった。ユーザーのうち、マイカーを持っている人は27.3%で、カーシェアリングを利用していない人の保有率(80.7%)から比べると明らかに低かった。マイカーを持たない人の27.3%がカーシェアリングサービスを利用し始めてから自家用車を手放したとしている。また、マイカーを持っているものの、カーシェアリングの利用を始めてから保有台数を減らしたと回答した人も13.4%あった。
\利用頻度・時間に関する質問では、サービスの利用形態によって大きな差が出た。フリー・フローティング型サービスでは週3回あるいはそれ以上利用するユーザーが10.2%に上った一方、ステーション型では1.5%にとどまった。1回当たり利用時間が1時間以内というユーザーはフリー・フローティング型で78.3%。ステーション型では1.9%にとどまった。
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