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2013/7/19

企業情報 - 自動車メーカー

BMW取締役、EV「i3」の販売戦略に言及

この記事の要約

独高級車大手BMW のイアン・ロバートソン取締役(販売・マーケティング担当)はこのほど、7月29日に披露する予定の電気自動車「i3」の販売戦略を明らかにした。販売目標についてはコメントを控えたが、i3を生産するライプチヒ […]

独高級車大手BMW のイアン・ロバートソン取締役(販売・マーケティング担当)はこのほど、7月29日に披露する予定の電気自動車「i3」の販売戦略を明らかにした。販売目標についてはコメントを控えたが、i3を生産するライプチヒ工場の稼働率を確保するためには最低でも5ケタ台(数万台)の販売を確保する必要があると見られている。独業界紙『オートモビルボッヘ』が報じた。

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i3は世界580カ所の直営店およびディーラーで販売するほか(うちドイツは45カ所)、インターネットでも販売する。また、職場や自宅への訪問営業を実施するほか、電話での問い合わせや試乗の予約も受け付ける方針を示している。

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ロバートソン取締役によると、i3のフェイスブック利用者は130万人にのぼるが、そのうち僅か7%がBMWユーザーであるという。このためBMWではi3を通して新たな顧客層を開拓できると期待している。なお、BMW全体のフェイスブック利用者は1,400万人であるという。

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BMWではi3の主要顧客は都市近郊に住む人で、都心への通勤やセカンドカーとしての需要が見込めるとしている。また、ファーストカーとしての需要も取り込むため、必要に応じて通常の内燃エンジン車を利用できるサービスも提供する。

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『オートモビルボッヘ』紙によると、i3の価格は、純粋なEVが約3万6,000ユーロ、航続距離延長装置(レンジエクステンダー)として2気筒エンジンを搭載したモデルは約4万ユーロになると見られている。

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