欧州議会環境委員会は11日、再生可能エネルギーの利用促進に向けて持続可能なバイオ燃料の生産を可能にするため規制案を賛成多数で承認した。輸送部門における再生可能エネルギーの利用比率のうち、菜種や大豆などの食用作物を原料とする従来型バイオ燃料の比率を最大5.5%に制限することや、バイオ燃料の温室効果ガス削減効果を評価する際、間接的土地利用変化(ILUC:燃料用作物生産のための農地移転)の影響を考慮しなければならないことなどが規制案の柱。食料生産を阻害することなく温室効果ガスを削減するため、食用作物に代わって藻類や農産廃棄物などを原料とする「第2世代」バイオ燃料の生産を促す狙いだが、新規制が導入された場合、一部の従来型バイオ燃料は実質的に生産が不可能になるため業界側の反発は必至で、今後の審議は曲折が予想される。
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2013/7/19
欧州自動車短信
欧州議会環境委、バイオ燃料規制案を承認
この記事の要約
欧州議会環境委員会は11日、再生可能エネルギーの利用促進に向けて持続可能なバイオ燃料の生産を可能にするため規制案を賛成多数で承認した。輸送部門における再生可能エネルギーの利用比率のうち、菜種や大豆などの食用作物を原料とす […]
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