独自動車部品大手のコンティネンタルは、燃料直噴式ガソリンエンジン向けにソレノイド制御式のインジェクタ「XL3」を開発した。今年に入り量産を開始し、ターボチャージャーを装備した1.5リットルの4気筒・燃料直噴ガソリンエンジン向けに供給している。
\同社は今後、これまでの研究成果をベースに、2017年9月から適用される欧州連合(EU)の排ガス基準「ユーロ6c」に対応するためのインジェクタの開発を進める意向を示している。燃料の噴射量を厳密に制御するため、インジェクタの開閉を迅速かつ正確にする技術などの開発に取り組む。多段式の噴射システムと組み合わせて噴射量を正確にすることで、すす微粒子を削減し、排ガス後処理システムのコストを抑えることができるとしている。
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