独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは7月29日、ドイツのシュヴァインフルトにある拠点に、繊維強化プラスチックを使用した軽量部品の量産技術を研究するための技術センター「ZF Composites Tech Center」を開設した。同技術センターで培ったノウハウをグループ全体に採用していく方針。
\同センターでは特に、熱硬化性材料を使用した部品をレジン・トランスファー・モールディング(RTM)と呼ばれるプレス成形技術の研究に重点を置く方針。モデル材料を開発し、シミュレーションによる製品・工程開発に活用することも計画している。同センターでは繊維強化プラスチックを使った複雑なプロトタイプ部品を小規模生産することもできるという。
\ZFは同センターの開設に向け、2012年初めから総額310万ユーロを投資してきた。
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