独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は16日、中国・吉林省の長春に建設していたエンジン工場を稼働させた。生産能力は当初、年30年万基とし、2014年半ばには年45万基に引き上げる計画という。VWは中国に2018年までに7工場を新たに建設する計画で、長春のエンジン工場はその中で最初に操業する工場となる。
\新工場は、フォルクスワーゲンFAWエンジン(大連)の工場として最新世代の「EA888」エンジンを生産する。第3世代となる同エンジンは、欧州連合(EU)の排ガス規制「ユーロ6(VI)」の基準を満たしている。
\新工場では、気筒容量1.8リットルと2.0リットルの2種類のエンジンを生産し、VWと中国・第一汽車(FAW)との合弁会社である一汽大衆(FAW-VW)の長春工場に供給する。長春工場では、中国市場向けにVWとアウディのモデルを生産している。
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