米自動車部品大手のビステオンは9月3日、傘下のハラ・ビステオン・クライメート・コントロール(HVCC)がロシアのサマラ州トリヤッチの工場で生産を開始したと発表した。HVCCにとってロシア初の生産拠点となる。
\新工場は8月5日に稼働。冷却モジュールと暖房・換気・空調(HVAC)システムを生産し、ロシアで事業展開する自動車メーカーに供給する。従業員数は今後3年間で約300人に増えると見込んでいる。
\新工場はロシアにおける空調システムの需要拡大に対応した措置であり、現地ニーズを満たす製品の供給を目指す。トリヤッチはモスクワから南東に約1,000キロメートルに位置する自動車産業都市。
\HVCCは韓国の大田に本社を置く。ビステオンの出資比率は70%。従業員数は約1万4,000人で、HVACシステムのほか、コンプレッサーやラジエーターなどを生産している。世界18カ国に34の工場と技術センターを4カ所持つ。
\