独自動車大手のダイムラーは12日に開幕したフランクフルト国際モーターショー(IAA)にコンパクトカー「Bクラス」の電気自動車「Bクラス・エレクトリック・ドライブ」を出展した。提携先の米電動スポーツカーメーカー、テスラ・モーターズのリチウムイオン電池を搭載し、1回のフル充電で約200キロメートルを走行できる。同モデルは2014年に米国で先行販売する計画。市内の近距離走行のほか、通勤用途にも需要があると見込んでいる。
\ダイムラーは2009年からテスラに資本参加している。これまでにダイムラー傘下の超小型車ブランドであるスマートの電気自動車「スマート・フォーツー・エレクトリック・ドライブ」の旧モデルで車載電池の供給を受けるなどの協力関係を構築してきた。
\「Bクラス・エレクトリック・ドライブ」は5人乗りで、床下にリチウムイオン電池を配置し、広い車内空間とトランクルームを確保している。電気モーターの出力は130kW、最大トルクは340Nm。時速0~100キロメートルの加速性能は7.9秒で、最高速度は時速160キロメートルに電子制御されている。欧州の400ボルト電源では約1.5時間で約100キロメートルを走行するための電力を充電できるという。
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