独化学大手のエボニックは10日、繊維強化樹脂メーカーの墺セカール・テクノロジー(ヘーニクスベルク)と共同で合弁会社「ライフコン・アドバンスト・コンポジット・プロダクツ」を設立したと発表した。自動車・航空機向けの炭素繊維強化部品を開発・生産する。出資比率はエボニックが49%、セカールが51%。資本金など詳細は明らかにしていない。
\新合弁会社では、エボニックは同社の硬質プラスチック独立気泡(クローズドセル)発泡体「ROHACELL(ロハセル)の開発などで蓄積した技術やノウハウを投入する。セカールは軽量素材の開発や量産技術のノウハウを持ち込む。
\エボニックのパフォーマンスポリマー事業部のグレゴール・ヘツケ部長は、「両社のノウハウを持ち寄ることで、大きなシナジー効果が期待できる」と述べ、今回の合弁事業の意義を強調した。
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