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2013/9/13

一般・技術・その他 (旧)

独大学がトラクター用タイヤの性能向上プロジェクト

この記事の要約

トラクター(農機)用タイヤの性能を向上させる研究プロジェクトを、ドイツのホーエンハイム大学が進めている。公道走行時のタイヤ挙動やタイヤにかかる力などをコンピューターでシミュレーションし、改良や低コスト生産の技術を研究して […]

トラクター(農機)用タイヤの性能を向上させる研究プロジェクトを、ドイツのホーエンハイム大学が進めている。公道走行時のタイヤ挙動やタイヤにかかる力などをコンピューターでシミュレーションし、改良や低コスト生産の技術を研究している。

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農機と乗用車のタイヤの違いは大きさだけではない。農機では通常、後輪の車軸に緩衝装置がついておらず、タイヤが車体の揺れや衝撃を吸収する役目を一手に担っている。また、乗用車に比べ空気圧が低いため、走行中のタイヤ変形が大きい。このためタイヤの性能は農作業・移動時の乗り心地や走行性能に直結するという。

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ホーヘンハイム大学農業技術研究所のチームはこうした事情を踏まえ、2台の試験車両を使って道路の陥没箇所などを走行する時などのタイヤ挙動などを実測とシミュレーションで分析し、より性能の高いタイヤや農機の構造を最適化する技術を開発している。

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