独自動車・産業用フィルター大手のマン・ウント・フンメル(M+H)は9月27日、中国の長春に建設していた新工場を稼働させたと発表した。新工場の建設により中国市場における需要拡大に対応するとともに、現地生産品の割合を高める。
\新工場は、M+Hと中国の部品会社FAWAYが2002年に設立した合弁会社Mann+Hummel FAWAY Filterが運営するもので、近隣にあるマツダや第一汽車(FAW)、FAWと独フォルクスワーゲンの合弁会社であるFAWフォルクスワーゲンの工場などに自動車用のフィルター製品や樹脂部品を供給する。新工場の建設投資は約1,200万ユーロ。敷地面積は約4.5ヘクタール。
\M+Hは2012年から中国事業をさらに強化する戦略に注力しており、商用車向け事業を拡大するとともに、中国の乗用車メーカーからの受注を増やしているという。同社は2018年までにグループの売上高を34億ユーロ以上に引き上げる目標を掲げている(2012年の売上高:26億2,000万ユーロ)。その中で、アジア事業の割合を現在の18%から25%に引き上げる計画を打ち出している。
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