独高級車大手BMWの電気自動車「i3」の販売が好調だ。同社のフリードリッヒ・アイヒナー財務担当取締役はこのほどアムステルダムで開いた「i3」の発売に向けた記者会見で、「問い合わせや予約が殺到している」と述べ、すでに8,000~9,000台の予約が入っていることを明らかにした。ドイツでは11月に店頭販売を開始するが、年内の生産枠はすでに予約で埋まっているという。また、今後の対応については、「比較的早く増産について検討しなければならない」とコメントした。
\ドイツのライプチヒ工場では9月18日に「i3」の生産を開始した。独経済誌『ヴィルツシャフツボッヘ』によると、ライプチヒ工場の最終組み立てラインでは炭素繊維部品の接着に問題が発生し、9月末から10月初めにかけて1週間、生産が停止していたという。このため、その他の部品のメーカーは在庫の増加を避けるため生産規模を縮小していたと報じている。
\ライプチヒ工場の広報担当者は『ヴィルツシャフツボッヘ』誌の報道に対し、新モデルの量産化で通常行われているような調整はある、としながらも「遅延はない」とコメントしている。
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