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2013/10/18

企業情報 - 部品メーカー

タンポポを原料とした天然ゴム、ドイツで試験栽培・生産へ

この記事の要約

ドイツのフラウンホーファー分子生物学・応用生態学研究所(IME)は14日、タンポポを原料とする天然ゴムの量産化に向けて、独自動車部品大手のコンティネンタルと協力すると発表した。共同プロジェクトは10月初めに正式にスタート […]

ドイツのフラウンホーファー分子生物学・応用生態学研究所(IME)は14日、タンポポを原料とする天然ゴムの量産化に向けて、独自動車部品大手のコンティネンタルと協力すると発表した。共同プロジェクトは10月初めに正式にスタートした。IMEのあるミュンスターにトン単位の生産能力を持つパイロット生産施設を開設するとともに、天然ゴムの抽出に適した品種を研究するため、複数の種類のタンポポをヘクタール単位で栽培する。

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同プロジェクトでは、5年以内にコンティネンタルがタンポポを原料としたゴムを使用してタイヤを生産できる技術の開発を目指している。数年以内にはコンティネンタルが生産した試験用タイヤを使って走行試験も実施できるようになると見込んでいる。

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タンポポを原料とした天然ゴムの量産が可能になれば、天然ゴムを輸入に頼る必要がなくなり、輸送の手間や国外からの長距離輸送による環境負荷を大幅に軽減することが可能になる。タンポポはゴムの木と異なり多年草であるため毎年収穫できるのも利点の1つという。

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