独化学大手バイエルの樹脂部門(バイエル・マテリアルサイエンス)は、今年の国際プラスチック+ゴム専門見本市「K2013」(16~23日開催、デュッセルドルフ)において軽量の高剛性新複合材を紹介する。発泡材のコアを繊維強化樹脂で挟んだサンドイッチ構造をしており、固くて緻密な表面と多孔質の海綿状構造をもつ「ヒトの骨」を手本にしたという。
\バイエル・マテリアルサイエンスが開発した新素材は、連続繊維強化・熱可塑性複合樹脂の表皮材とエネルギー吸収用硬質ウレタンフォーム(バイセーフ)をコア材に使用している。発泡材の多孔質構造によって、自動車の構造材としてこれまで使われてきた鋼材に比べ大幅な軽量化が実現している。また、断熱性にも優れており、カーエアコンの空調効率を改善する効果もある。
\同社は、K2013で新複合材で製作した後部ドアパネルの試作品を展示する。
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