米自動車部品大手のデルファイ・オートモティブは9日、ルクセンブルクのバシャラージュで拡張工事が完了した技術センターを開所した。従来のガソリン燃料の燃焼研究に加え、ディーゼル燃料の噴射技術に関する研究を同センターに移管した。両研究チームの連携による相乗効果で、燃費改善や二酸化炭素(CO2)排出量の低減に向けた取り組みを強化する。
\開発センターはデルファイのカスタマー・テクノロジー・センター(CTC)内に設置されており、顧客向けのエンジニアリングサービスと研究開発を連携できる特徴がある。技術センターの従業員数はさしあたり約40人。外部の大学や研究機関とも協力し、博士課程の学生や博士研究員(ポスドク)も受け入れる。
\さらに、エンジンのライフサイクルの終わりまで燃焼効率を高く保つための研究や、クローズドループ制御技術の開発にも取り組むとしている。
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