独自動車部品大手のコンティネンタルは10日、トラックやバス、特殊車両の新車向けに供給してきた360度カメラシステム「ProViu 360」をアフターマーケット市場でも販売すると発表した。同製品は10月18~23日にベルギーのコルトレイクで開催される見本市「バスワールド」に出展する。
\「ProViu360」はトラックの横、フロントエンド、リアエンドに魚眼レンズのマイクロカメラを設置し、車両周辺の様子を画像で捉える。4方向の画像は電子制御システムにより統合され、1つの俯瞰図(ふかんず)として、運転席のモニターに映し出す仕組み。
\同システムの活用により、ドライバーは自転車や歩行者、他の車両などが死角に隠れていないかを確認でき、安全に運転することができる。
\コンティネンタルはアフターマーケット市場にも同システムを投入した理由について、例えば路線バスは平均で10年以上も運行されているため、新車だけでなく、既存のバスにも安全システムを装備できるようにする必要があると判断した、と説明している。
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