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2013/10/25

企業情報 - 部品メーカー

独デュル、接着技術事業を強化

この記事の要約

塗装設備大手の独デュルは接着技術事業を強化する。主要顧客である自動車産業からの需要増加に対応するもので、同事業の中心拠点の1つであるヴォルフスブルク工場の生産面積を年内に2倍の2,400平方メートルに拡張するほか、来年4 […]

塗装設備大手の独デュルは接着技術事業を強化する。主要顧客である自動車産業からの需要増加に対応するもので、同事業の中心拠点の1つであるヴォルフスブルク工場の生産面積を年内に2倍の2,400平方メートルに拡張するほか、来年4月には新たなオフィス棟も開設する。

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ヴォルフスブルク工場(デュル・システムズ・ヴォルフスブルク)の母体は同社が2010年に買収したリッカート社。同工場は車体フレームなどの接着技術を得意とする。

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車体軽量化の流れを受け、ボルトやねじなどの接合部品を使わない接着・接合ソリューションの需要は高まっており、2010年に1,500万ユーロだったデュルの当該事業の売上高は昨年3,000万ユーロに倍増した。2015年には5,000万ユーロを達成できる見通しだ。

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ヴォルフスブルク工場は従来、国内メーカーからの注文を手がけていたが、自動車生産のグローバル化にともない中国やブラジル、メキシコなど新興国からの受注も増加しており、現在の生産体制では需要に対応しきれなくなったことから拡張を決めた。

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一般・技術・その他 (旧)
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