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2013/10/25

一般・技術・その他 (旧)

ボルボ、軽量蓄電コンポーネントを開発・ボディパネル組み込み可能

この記事の要約

スウェーデンのボルボ・カー・コーポレーションは17日、ボディパネルに組み込むことができる軽量なエネルギー貯蔵コンポーネントを開発したと発表した。現行の二次電池が抱えるサイズや重量の問題を解消し、電気自動車(EV)やハイブ […]

スウェーデンのボルボ・カー・コーポレーションは17日、ボディパネルに組み込むことができる軽量なエネルギー貯蔵コンポーネントを開発したと発表した。現行の二次電池が抱えるサイズや重量の問題を解消し、電気自動車(EV)やハイブリッド車、プラグインハイブリッド車(PHV)など電動化車両のエネルギー効率向上に貢献することが期待される。

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このコンポーネントは欧州連合(EU)からの資金援助を受けて、ボルボ・カーズのほか英ロンドン大学インペリアルカレッジ、ドイツ連邦材料試験研究所、英サイテック・インダストリーズなど9つの研究機関および民間企業が3年半をかけて共同で開発したもので、カーボンファイバー、ポリマー樹脂、ナノバッテリーとスーパーキャパシターから構成される。強化カーボンファイバーでバッテリーをサンドイッチした構造で、ドアパネルやルーフ、ボンネットにフィットするよう成形することができる。ボルボ「S80」ベースにした実験車両では、トランクリッドとプレナムカバーにこのコンポーネントを組み込んでいる。

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ボルボ・カーズによると、 このコンポーネントをボディパネルに採用することで省スペースが可能になるだけでなく、車両全体で15%もの軽量化が図れるという。

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