ルノー・日産アライアンスと三菱自動車は11月5日、商品・技術・生産能力を3社で共用する広範囲なグローバル協力関係の構築を検討することで合意したと発表した。日産と三菱自は2011年6月に設立した合弁会社NMKVを通して協力関係にある。今回の合意によりルノーも加わり、協力関係を電気自動車やグローバルエントリーカーの共同開発などに広げていく方針を示している。
\まずは、ルノーの車両をベースにした三菱ブランドの新型セダン2車種の発売を検討している。1車種は、米国・カナダのDセグメント市場に投入するモデルとなり、韓国の釜山にあるルノー・サムスン工場で生産する予定という。もう1車種は、Cセグメントのモデルとなりグローバル市場で販売する予定。生産拠点については協議中としている。
\このほか、軽自動車のプラットフォームをベースとした電気自動車を含む新たなグローバルエントリーカーの共同開発についても協議を進めている。日産と三菱自はNMKVを通して軽自動車の共同開発で協力しており、共同開発した日産「デイズ」と三菱「eKワゴン」を今年、日本市場に投入した。
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