メディア調査会社のニールセン・メディア・リサーチによると、ドイツの自動車業界の2013年1-9月期における国内広告投資(新聞・雑誌・テレビ・ラジオのいわゆるマス4媒体と屋外広告、映画館広告、オンライン広告)は17億ユーロにとどまり、前年同期から5.1%縮小した。ドイツなど欧州自動車市場の低迷が続いていることが背景にある。
\ブランド別にみた7-9月期(第3四半期)の広告投資ではフォルクスワーゲン(VW)が6,690万で引き続きトップを独走。2位以下はルノー(3,470万ユーロ)、アウディ(3,420万ユーロ)、ダイムラー(3,090万ユーロ)、セアト(2,930万ユーロ)が続いた。
\媒体別ではテレビが1億7,040万ユーロ(2%増)、インターネットが7,680万ユーロ(11.4%増)、一般誌が6,280万ユーロ(5.6%増)に増加した一方、新聞は1億770万ユーロ(13%減)、専門誌は850万ユーロ(22%減)、ラジオは7,400万ユーロ(26.7%減)に後退した。映画館広告は100万ユーロ(78%減)にとどまり、広告媒体として意味をほとんど失っている。
\ニールセンは独業界紙『アウトモビールボッヘ』の委託を受けて、二輪車、キャンピングカー、自動車、タイヤ・付属品など自動車業界の広告投資を定期的に調査している。
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