英国のクレッグ副首相は7日、先に発表した超低炭素車(ULCV)に対する5億ポンドの投資プロジェクトに関連し、2015年から20年までに重点を置くべき投資分野について「根拠に基づく情報提供の照会(コール・フォー・エビデンス)」を開始したと発表した。
\英国では政策の検討プロセスのなかにール・フォー・エビデンスが取り入れられており、有用なデータを広く収集できるしくみを整えている。寄せられた情報をもとに、政府はより質の高い政策を立案できる。 政府は今回、ULCVの普及を促進させるための方策や、どのような分野に最も重点を置くべきかについて、自動車業界や地方自治体、フリート管理者などに見解を求める。また、米電気自動車メーカー、テスラ・モーターズのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)もこの問題について政府に個人的に助言を行う。
\英自動車工業会(SMMT)のホーズ会長は、「英国の自動車の未来を広げるために5億ポンドを投資する政府の計画は、自動車産業にとって素晴らしいニュースだ」と語り、業界を代表して政府に積極的に情報を提供していく方針を示した。
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