独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は「eアップ」および「eゴルフ」の電気自動車2モデルの発売に向け、販売営業所100カ所に急速充電スタンドを整備する。30分で容量の80%を充電できるという。13日付けの独業界紙『オートモビルボッヘ』(電子版)が報じたもので、VWグループの駆動システム開発を統括するハンスヤーコプ・ノイサー氏が本社のあるヴォルフスブルクで環境戦略について講演した際に明らかにしたという。
\ノイサー氏はVWの電気自動車の販売戦略について、米電動スポーツカーメーカーのテスラのような高価格帯の高級モデルを販売するのではなく、量産メーカーとして広く電気自動車を販売する方針がVWに合っている、と説明。また、電気自動車への理解を深めるため、駆動システムの大部分を内製化している。電気モーターと変速機はドイツのカッセル工場で生産、充電池はセルを外部から調達しブラウンシュヴァイク工場で組み立てているとした。
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