タッチパッドを使用して操作する際、入力されたかどうかなどを触覚で指にフィードバックする新システムを開発したと発表した。独カッセル大学の協力を得て同システムをシミュレーション試験したところ、ドライバーの視線が道路から逸れる時間が平均23%短縮され、操作にかかる時間も平均で33%早くなるとの結果が得られたという。
\新システムは、ドライバーの視線が画面とタッチパッドの両方を見ながら操作するような状況を回避するため、ディスプレーをセンターコンソールに、指で操作するタッチパッドをディスプレーから離れたドライバーの手元に配置した。また、タッチパッドの上で指を動かし画面のカーソルが入力フィールドに来ると、触覚で指にフィードバックがくるほか、入力するためにタッチパッドを指で押さえるとキーボードを押した時のような入力圧が指で感じられるようにフィードバックが得られるようにした。
\カッセル大学は32人の被験者の協力を得て、シミュレーション装置で同システムを試験した。被験者は車線変更をするのと同時に、タッチパッドを使って画面上で機能を呼び出し入力してもらう操作を行ってもらった。
\コンティネンタルは新システムの開発について、ヘッドアップディスプレーなどで運転を支援するヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)の開発の一環であると説明している。
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