英国のピックルズ・コミュニティー・地方政府相は11月28日、産業振興地域(エンタープライズ・ゾーン: EZ)が海外から多くの投資を誘致することによって英国のグローバルな競争力向上に大きく貢献しているとの見方を示した。
\EZ内に立地する企業は、10年間事業税が免除されるなどの優遇措置が受けられる。英国には現在、24のEZが設置されており、2012年4月のEZ導入以来の212件、5億ポンド相当の投資を誘致し、4,600人の雇用が創出された。24のEZのうちMIRA、ブラックカントリー、ノースイースト、ノーザンプトン、マーシーウォーターズの5つは自動車関連企業の誘致を積極的に行っており、世界的なメーカーが進出している。最新の自動車関連投資はスウェーデンの自動車部品大手ハルデックスによるもので、MIRA内の2万5,000平方メートルの敷地に研究開発センターを設立する。同社はここに欧州の研究開発機能を集約し、44人を雇用して次世代の安全システムの研究開発を行う計画だ。
\ピックルズ大臣は、英国では20秒ごとに乗用車、バン、バスあるいはトラックがラインオフしていると指摘。MIRAをはじめとするEZは、国際的な有力企業に相応しい拠点として、多くの自動車関連企業を惹き付けていると語った。
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