トルコの複合企業インジ・ホールディングのペリハン・インジ社長はこのほど、自動車業界紙『オートモーティブ・ニュース・ヨーロッパ』のインタビューに応じ、2023年までに世界トップ100に入る自動部品メーカーに成長することを目標にしていると明らかにした。売上高を2012年の4億9,600万ドルから2023年までに約4倍の20億ドルに引き上げる計画という。
\インジ社長は目標達成に向けて、トルコ内外で企業買収を進めるほか、技術力を必要とする付加価値の高い部品の生産を強化していく方針を示している。生産コストで中国製品に対抗することが難しいことから、技術力や顧客の幅を広げるため、欧州の財政危機による景気悪化の影響で経営難に陥った企業の中から買収候補を物色していることも明らかにした。
\また、自動車関連事業が売り上げの約9割を占める偏った状況を改善するため、物流事業など自動車部品事業のノウハウを活用できる非自動車分野の事業拡大も進めていく方針を示している。
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