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2013/12/20

企業情報 - 部品メーカー

コンティネンタル、チェコの商用車用タイヤ工場に大型投資

この記事の要約

独自動車部品大手のコンティネンタルは11日、チェコのオトロコヴィツェ工場で商用車(トラック・バス)用タイヤの生産能力を大幅に増強すると発表した。1億6,500万ユーロを投資し、今後5年間で生産能力を現在の約2倍の年150 […]

独自動車部品大手のコンティネンタルは11日、チェコのオトロコヴィツェ工場で商用車(トラック・バス)用タイヤの生産能力を大幅に増強すると発表した。1億6,500万ユーロを投資し、今後5年間で生産能力を現在の約2倍の年150万本に引き上げる。

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同工場では欧州、中東、アフリカ市場向けにタイヤを生産しているが、今後はアメリカ、ロシア市場向けのタイヤも生産する。

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オトロコヴィツェには同社にとって世界最大の乗用車用タイヤ工場もあるため、物流や技術的なノウハウが豊富で、生産能力の拡大もすでに経験していることから、アメリカやロシアの市場動向に応じた柔軟な対応が可能であると判断した。市場動向に応じて段階的に生産能力を拡大していく方針であり、工場では300人以上の新規雇用が必要になると見込んでいる。

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コンティネンタルは今年初め、米国のマウントバーノンにある商用車用タイヤ工場に9,500万米ドル(7,000万ユーロ)、スロバキアのプチョフにある欧州最大の商用車用タイヤ工場に1億ユーロを投資する計画を発表した。

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コンティネンタルによると、プチョフ工場への投資は主に、東欧や中東、アフリカ市場における中期的な成長を視野にいれたものであるという。これに対し、オトロコヴィツェ工場への投資は長期的な市場成長に対応するための投資であると説明している。

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