フランスの自動車大手ルノーと通信大手オレンジは、自動車内での高速通信規格4G/LTE接続サービスに関する共同研究プロジェクトを進めている。
\プロジェクトではまず、オレンジがルノーの研究センターやテスト施設で4Gを展開。バーチャルオフィスからクラウドゲーミング、ビデオ会議まで、実生活における高速モバイル技術の利用についての試験を行った。現在は、ルノー「ゾエ」をベースに開発されたプロトタイプ「ネクストツー」を使ったテストを実施しており、その成果は近くパリで開催されるITイベント「Le Web ’13」で発表される。
\ルノーのエンジニアリングイノベーション責任者を務めるバスチアン氏は、「(オレンジとの)パートナーシップは、全く異なる二つの世界の間で有効に機能する関係が築けるという好例だ。私たちは他に先駆けて高速LTEとオレンジの専門知識のメリットを享受することができた」とコメントした。
\オレンジは、ルノーの情報エンターテインメント・システム「Rリンク」にもノウハウを提供しており、M2M(マシンツーマシン)通信向けSIMカードを供給している。
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