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2013/12/20

一般・技術・その他 (旧)

リチウム空気電池、正極材を炭化チタンにすることで耐久性向上

この記事の要約

リチウムイオン電池をしのぐ次世代の高容量二次電池として注目されているリチウム空気電池において、安定した正極材として炭化チタンが有望だとする研究結果を英セント・アンドルーズ大学と墺グラーツ工科大の研究チームが明らかにした。 […]

リチウムイオン電池をしのぐ次世代の高容量二次電池として注目されているリチウム空気電池において、安定した正極材として炭化チタンが有望だとする研究結果を英セント・アンドルーズ大学と墺グラーツ工科大の研究チームが明らかにした。

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リチウム空気電池で正極として従来使われている炭素(黒鉛)は、電圧が3Vを超えると炭素が分解して炭酸リチウム(LiCO3)が発生するなど、化学的安定性・耐久性に問題がある。

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セント・アンドルーズ大とグラーツ工科大のチームは、炭化チタンを正極材に使用すると、炭素の分解が抑えられることを突き止めた。100回以上の充電を繰り返しても容量維持率は98%と、ナノポーラス構造の金を使用した場合(同95%)をしのいだという。

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研究成果は『Nature Materials』(2013年11月号)に掲載された。

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