スイスの自動車設計会社であるリンスピード(Rinspeed)は、2014年のジュネーブ国際モーターショー(3月6~16日)に、自律走行セダン「エクスチェンジ(XchangE)」の試作車を出展する。完全自動制御により運転手がハンドルを握って運転する必要がないなど「くつろぎの移動空間」をコンセプトとしている。フルフラットのリクライニングシートや回転させると後部座席と向かい合うボックスシートになるなどのアイデアが盛り込まれている。
\XchangEは乗車定員5人の電気自動車(EV)。前部座席は後ろに引いてフットスペースを広げることや、シートを倒して横になることもできる。ノートパソコンを膝の上に乗せて作業することもできる。ハンドルは運転席の前からセンターコンソールに動かすことができるため、運転席の乗員も十分なスペースを確保できる。車内ではオーディオやインターネット接続など様々なインフォテイメントサービスが利用できる。また、シートを回転させ、自動操縦モードに切り替えれば、時速120キロメートルで走行しながら後部座席の乗員と向かい合ってコーヒータイムを楽しむこともできる。
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