Renault

仏自動車大手ルノー のチェコ法人のグラント社長はこのほど開いた年次会見で、同国のルノー車の輸入会社がポーランドに移転するというメディア報道を否定した。ルノーは昨年、欧州諸国の組織構造を大幅に変更し、ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリーの4か国で構成される新たな事業地域を設けたという。このため、広告キャンペーンなどいくつかの業務が統合された影響で、プラハの事業拠点では人員が約20％減少し、ブラチスラバでは半減したという。ただし、ワルシャワへの配置転換はないとした。同日の年次事業報告によると、2013年の同国におけるルノーの乗用車新車登録は6,047台、傘下のダチアブランドアは5,655台だった。昨年はダチアのディーラー網の拡充に注力したとしている。