英国のバーミンガム市はこのほど、市内18カ所に計36台の電気自動車（EV）用充電スタンドを設置した。今回設置された「エボルト」は、APTテクノロジーズが開発した充電スタンドで、デジタルディスプレーでユーザーIDやエネルギー消費量、充電時間などを確認することができる。ミッドランド地方でEV普及の促進を目的とした低炭素・燃料電池技術開発センター（Cenex）主導のスキーム「プラグドイン・ミッドランズ」から支援を受け、エーオン・エナジーが設置を担当した。
プラグドイン・ミッドランズに加入すると、ドライバーは無線ICタグ（RFID）カードの会員証を交付され、このカードをかざすだけで充電ができる。同スキームは、500カ所の充電スタンドの設置を目標としている。
バーミンガム市議会のマッケイ氏は、「EVは普及しているというには程遠い状況にあるが、市場で足場を固め始めている」と指摘。「EVができるだけ利用しやすくなるよう、インフラを整備することが不可欠だ」と述べた。
