仏シトロエンは5日、「C4」ファミリーから新たに出す小型クロスオーバーモデル「C4カクタス」の概要を明らかにした。新モデルは昨年のフランクフルトモーターショーに出品したコンセプトカー「カクタス」を市販化したもので、これまでの伝統を打ち破る未来志向の斬新なデザインとなっている。
C4カクタスはシンプルな構造と操作性を徹底的に追及しており、なくても困らないような装置や機能は省いてある。インパネやコントローラーなどの操作はすべて7インチのマルチメディアタッチパネルを通してできるようにしてある。
デザインはコンセプトカーとほぼ同じとなっている。なかでも特徴的なのは、両サイドとボディの前後に取り付けられた「エアバンプ」と呼ばれる新素材だ。素材の内部に空気カプセルが入った弾力性に富む構造で、軽度の衝撃から車を保護するという。
パワートレインはガソリンとディーゼルエンジンを用意している。最も環境性能の高いディーゼル車モデルでは、走行100kmあたりの燃費は3.2リッター、走行1kmあたりのCO2排出量は82グラムとなっている。
