インド自動車大手のタタ・モーターズはロシア市場に再参入する。タタと大宇の両ブランドからトラック・バスを販売する。ラビンドラ・ピシャロディ取締役(商用車事業部門社長)がインド紙『ヒンドゥー・ビジネスライン』に明らかにした。
ピシャロディ取締役によると、当初はタタの中型トラックと大宇の「ノブス」シリーズを販売し、長期的には全てのラインアップを市場投入する計画という。すでに販売代理店と契約を交わしており、車両も出荷したという。
『ヒンドゥー・ビジネスライン』紙によると、タタ・モーターズは2008~09年にロシア市場に進出したが、世界的な経済危機を受けて撤退を余儀なくされた経緯がある。
■ アフリカに新工場
『ヒンドゥー・ビジネスライン』紙によると、タタ・モーターズはナイジェリアとケニアに商用車の組み立て工場を新設する計画という。アフリカ市場向けの商用車を組み立てる。ピシャロディ取締役によると、2014年下半期から2015年にかけて販売を開始できるとの見通しを示している。同社はアフリカではすでに、南アフリカに子会社を持つ。