欧州自動車工業会(ACEA)が2月26日発表した2014年1月の商用車新車登録統計によると、欧州連合(EU)(マルタを除く27カ国)は前年同月比4.7%増の13万2,503台に拡大した。バスは前年同月を下回ったものの、小型商用車、中・大型トラックの販売が伸びた。ACEAでは1月の統計から、昨年7月にEU加盟国となったクロアチアのデータを取り入れている。
主要国では、スペイン(44.9%増)、イタリア(12.2%増)が大幅な2ケタ増となったほか、英国(5.3%増)とドイツ(3.0%増)も前年実績を上回った。フランスは5.1%減にとどまった。
カテゴリー別の登録台数は、3.5トン以下の小型商用車が5.3%増の10万9,019台、3.5トン超の中・大型トラックも3.2%増の2万1,040台に拡大した。3.5トン超では、登録台数が最も多かったドイツが1.2%減となったものの、フランスが12.5%増となったほか、イタリア(27.3%増)、スペイン(43.0%増)、ベルギー(26.1%増)、ポーランド(21.6%増)も大きく伸びた。英国は38.3%減の1,669台にとどまった。
16トン以上の大型トラックは、9.8%増の1万7,079台に拡大。バスは8.8%減の2,444台にとどまった。