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2014/2/28

企業情報 - 自動車メーカー

ルノー、新型1.6Lツインターボ・ディーゼルエンジンを発表

この記事の要約

ルノーは2月20日、新型1.6リットルツインターボ・ディーゼルエンジン「dCi160」を発表した。F1マシン用エンジンの開発で培われたノウハウを活用し、大幅な燃費低減と二酸化炭素(CO2)削減を実現している。 dCi16 […]

ルノーは2月20日、新型1.6リットルツインターボ・ディーゼルエンジン「dCi160」を発表した。F1マシン用エンジンの開発で培われたノウハウを活用し、大幅な燃費低減と二酸化炭素(CO2)削減を実現している。

dCi160は排気量1,598ccで、出力は160ps、最大トルクは380Nmと2.0リットルエンジンと肩を並べる性能でありながら、25%の燃費向上とCO2削減を可能にした。ツインターボは2つのシーケンシャル・ターボコンプレッサーを備え、1500rpmで最大トルクの90%を発揮できる。このほか、冷却水を横方向に流してより迅速で効率的な冷却を可能にするシステムや、U字型断面のピストン・リング、超仕上げなどにより冷却性能の向上と摩擦の低減を実現。「ユーロ6b」の排ガス規制に対応した窒素酸化物(NOx)トラップと粒子フィルタ再生システムも搭載している。

この新型エンジンは今後、DおよびEセグメントの新モデルに投入される予定だ。

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