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2014/2/28

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英ドライブシステムデザイン、次世代EVパワートレイン開発

この記事の要約

英国のドライブシステムデザインは、大幅な効率向上と重量削減を実現した電気自動車(EV)向け次世代型パワートレイン「MSYS」を開発した。 英政府の技術戦略委員会(TSB)の助成を受けて開発されたMSYSは、YASAモータ […]

英国のドライブシステムデザインは、大幅な効率向上と重量削減を実現した電気自動車(EV)向け次世代型パワートレイン「MSYS」を開発した。

英政府の技術戦略委員会(TSB)の助成を受けて開発されたMSYSは、YASAモーターズ製の軸方向磁束モーターをベースにマルチスピード・トランスミッションを備え、モーター冷却システムやパワートレイン制御、エレクトリカル・アーキテクチャが簡素化されている。連続出力55kW、最大出力100kWで、トルクは2,000Nm、91%以上のパワートレイン効率を誇る。ドライブシステムデザインのTylee-Birdsallテクニカルディレクターによると、通常EVに搭載されるシングルスピード・トランスミッションと比べ、MSYSは重量で40%、エネルギー消費量で10~15%の削減が可能だという。同社では、2016年第4四半期中にMSYSの生産を開始することを目指している。

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